ご友人がウチマリ小箱で指輪を作られたことをきっかけに、手作り結婚指輪っていいなと思ってくださったそう。

お話を伺うと、この度の指輪作りが、お付き合いされて初めてのもの作りとのこと。
お互いの指輪を交換しあい、少しだけ緊張しながら原型作りがスタートしました。

写真がご趣味で、アトリエへカメラをお持ちになっていたおふたり。
ときおりお相手の様子を優しく見つめ、作業を気づかいながら、シャッターを切っていきます。
指輪作りの工程ごとに、大切な瞬間をフレームに収めながら、やわらかな笑顔でお過ごしくださいました。

お相手の好みを確認しながら、ひと削りづつ大切に丁寧にお作りになった原型。
表面に残った、その瞬間にしか生まれない手作り跡も大切に残した、素敵な結婚指輪となりました。

指輪が完成し、ほっとなごやかな雰囲気の中、スタッフと3人での写真撮影を提案してくださったおふたり。
後日、そのお写真を送ってくださいました。

そこに写るおふたりのおだやかなお姿に、あの楽しい時間を思い出すとともに、“二度とない瞬間をこうやって残すことはとても素敵なことだなあ”と、あたたかい気持ちになりました。