Concept
ウチマリのこと
結婚指輪選びをもっと自由にしたい。それが一番最初の想いでした。
ウチマリがスタートした2014年は、まだ結婚指輪を手作りする人やお店も少なく、手作りできることさえ知らない人が圧倒的に多い環境でした。
もちろん既製品の指輪もすてきなのですが、自分たちの結婚指輪をお互いに作りあう。その光景を想像しただけで楽しすぎてとてもワクワクしたことを覚えています。
そこから「おうちにいるような感覚でリラックスしながらマリッジリングを作ってほしい。」という想いから、 " ウチマリ “ という名前が決まりました。
2014年に芦屋店から始まり、2018年に福岡店と北浜店、2020年に神楽坂店がオープン。
スタッフ1人から始まったウチマリ。今では12人に増え 、職人も含めるともっとたくさんの人達が大切な結婚指輪作りに関わっています。
毎日新しい出会いがあり、お客様の幸せな瞬間に関われることをとても幸せな事だと思っています。
スタートした時のワクワクした気持ちは、あれからずっと変わりません。
「結婚指輪を手作りして楽しかった。ウチマリで作ってよかった。」
すべてのお客様にそう思ってもらえるように、何ができるかを常に考えてスタッフ全員で進んでいきます。
お客様と楽しい時間を過ごせる事をスタッフ一同お待ちしております。
ウチマリ小箱のこと
「好きな時に、好きな場所で、好きな人と」
ウチマリには全国各地からお越しくださるお客様がたくさんいらっしゃいます。
本当に嬉しいことなのですが、「 ふたりの日程を合わせるのが難しくてなかなか来ることができなかった。」というお話もよくお聞きします。
もしかしたら、これまでもウチマリで結婚指輪を作りたかったけど作れなかったお客様がいるのではないか?
ウチマリを好きになってもらえたのなら、ウチマリで 結婚指輪を作ってもらいたい。
来れないならこちらからウチマリの世界を届けよう!
これがウチマリ小箱が始まったきっかけです。
初めて 指輪作りをする方に、どうすれば分かりやすく作り方を伝えられるのか...
ウチマリ小箱を完成させるまでに、何年もの時間がかかり、やっとみなさんの元へお届けすることができるようになりました。
どこにいても 結婚指輪を作る楽しさ、ウチマリの雰囲気を感じてもらえるように、小箱にウチマリの想いを込めてお届けいたします。
一組ずつしかお迎えしない理由
ウチマリは各時間に一組ずつ、完全予約制でお客様をお迎えしています。
スタッフ以外はお客様だけの貸切空間。
周りの目や声を気にせずに、プライベートな時間をお過ごしいただけます。
何でもすぐ手に入る今、
“ 時間をかけて結婚指輪を手作りする “という、特別でかけがえのないひと時をリラックスしながら楽しんでもらいたい。
その時間や光景もお客様の大切な思い出にしてもらいたい。
そんなウチマリの想いから、完全予約制でご案内をしています。
スタッフからお客様へ
芦屋店
私は小さい頃から、ものづくりが大好きでした。
学生時代は刺繍や被服制作を学び、その中でより興味を持ったのが、ジュエリー制作です。
それからジュエリー専門学校に通い、そして、不思議な縁があって今はウチマリで日々を過ごすようになりました。
ジュエリーを学んできた上で感じる事は、結婚指輪は、装身具の中でも、これから何十年もの時間をおふたりと過ごしていく特別な存在だということ。
完成した指輪を手に取って、とても喜んでくださる姿や、温かいメッセージをいただく度に、私たちも同じように嬉しくなります。
そんな一生ものの大切な結婚指輪を作るお手伝いができるのはとても幸せなことです。
そして、それと同時に大きな責任も感じています。
おふたりの空気感に合わせた楽しい空間づくりを心がけることはもちろん、いつの時代にも大切に思っていただけるように、デザイン選びや、強度面、今後起こりうる指輪の経年変化もきちんと伝えるようにしています。
一生ものを作るお手伝いをするからこそ、より慎重に丁寧に。
おふたりの想いや願いを汲みとって、かけがえのない時間をともに過ごし、大切に指輪をお作りしています。
結婚指輪を作る時間は、結婚式ほど華やかな出来事ではないかもしれないけれど、“指輪作りが結婚準備の中で、1番楽しい時間だった。“と将来のおふたりに思っていただけるように、これまでの出会いや、新しい出会いを大切にしながらお客様をお迎えしています。
芦屋店 北川
福岡店
暮らしのなかの道具、とりわけ手仕事のものが好きです。
たとえて言えば、器や鞄や絨毯に、たわし、などなど。
自身でも工芸を学び、そのうち販売する立場となり、これまでたくさんの人々の作品に触れてきました。
手作業によってうまれるぬくもりや、表情のゆたかさ。
生活になじむ工夫を持ちながらも、ただそこにあるのが嬉しくなるような姿。
作り手が持つ考え方までもがあらわれてきて、“モノ”の向こう側に“人”を感じられます。
手作り結婚指輪も、そんなモノのなかのひとつだと思っています。
ウチマリでは、指輪をデザインするのも、原型を作るのも、おふたりの役目です。
お互いのライフスタイルや、すきなものを考えながら、指輪のイメージを描いたり。
贈りたいお気持ちを、なんらかのかたちで指輪に織り込んだり。
そうして自然と指輪にこもるおふたりの時間や想いは、あたたかな手のあとと共に、いつまでも残る気がしています。
装身具でありながら、お相手のことをいつも思い出せる装置のような存在です。
とくに結婚指輪がすてきなのは、一生使い続けられるモノであるところ。
ハレの日でも、なんでもない日でも。
おうちに居ても、どこか遠い場所に居ても。
変化しながらもひと続きとなる人生を、一日一日共に過ごしていくことができます。
「使っていくうちに、ふたりの分身みたいな存在になりました」と、おっしゃっていただくことがあります。
もう一人のご自分のように、ぴったりと寄り添える結婚指輪が完成したのだと、私もわくわくした気持ちになります。
そんな魅力的なもの作りのお手伝いができることを、日々幸せに感じています。
福岡店 野田
北浜店
ジュエリーの分野は未経験でウチマリに来た私も、働き始めてからは、だんだんと指輪のデザインやブランドにも詳しくなり、こだわりも強くなっていました。
自分にも結婚指輪を選ぶ時がもし来たら、一生に一度なのだから「特別」な指輪が欲しい、という憧れの気持ちも増していました。
手作りにするか、オーダーメイドの指輪を購入するか、お客様もその部分でお悩みの方が多いと思います。
私の場合は、その時は手作りしたいという気持ちは無く、自分の好みのものを選びたいの一択でした。
そんな風に思っていたのに。
それから時が経ち、今私の左手にあるのは、夫婦ふたりで手作りしたウチマリの結婚指輪です。
憧れだったブランドの指輪を実際に手にとって見た時、私自身トキメキで胸がいっぱいになっていたのですが、隣で付き添う彼はなんだか楽しくなさそう。
『好きなものを選んだらいいよ』と優しく言ってくれているようでいて、私ひとりだけが浮かれているようなその温度差に、少し寂しい気持ちになってしまいました。
その帰り、近くに来たついでの気持ちで、自分の職場であるウチマリに立ち寄りました。
普段私がしている事の紹介を兼ねて、指輪制作の体験を一緒にやってみることに。
先程までとは打って変わって、楽しそうに手を動かし、いきいきした彼の様子を見た時、私たちふたりにとっての「特別」はこれかな、と感じたのでした。
結婚指輪の「特別」と感じる要素は、それぞれのカップルで違ってくると思います。
これから結婚指輪を選ばれるみなさまに、おふたりにとっての「特別」が見つかりますように。
そのお手伝いができることに誇りを持って、これからも励んでいきたいです。
北浜店 丸山
神楽坂店
友人の結婚式に出席したときに感じる、「このふたりの人生に関わることができて本当によかったなぁ」「そのことが幸せだなぁ」という気持ち。
この仕事をしていたから出会えた、日々お迎えするおふたりを前にして、同じことを想います。
完成した指輪をお渡ししたお客様から「あの日のすべてがいい思い出となりました。」というお言葉をいただくことがあり、胸がいっぱいになりました。
結婚指輪を手作りすることを楽しむだけでなく、わたしたちと過ごす時間もおふたりは特別に思ってくださっていることに気付きました。
指輪に込める想いを形にしていく、大切な瞬間に関わることができる空間にわたしたちは居ます。
そしておふたりを身近に感じながら、幸せを日々実感しています。
ウチマリで働くまで、こんな気持ちになるとは思っていませんでした。
お互いの指輪を作り合うことで、相手を想う気持ちを改めて実感したり
日常のお話をしながら、いつもどおりのリラックスした雰囲気でお過ごしいただいたり
普段みられない表情や、知らなかった一面を発見して笑い合ったり
指輪作りが初めての共同作業となって、夫婦のはじまりを感じたり…
夫婦の数だけ、結婚指輪の在り方やカタチはあるかと思います。
これからはじまる新しい暮らしを想像しながら、大切なカタチを一緒に作っていけたらと思うのです。
神楽坂店 山本